第2回 VPS環境の構築

Webサイト制作を始めた当初は、そもそもサーバーが何をするものなのかもよく分かっていませんでした。

Webサイトを公開するには何らかのサーバー契約が必要らしいことが分かり、調べていくとXServer、さくらインターネット、ロリポップなど複数のサービスがあることを知りました。

当時は性能表を見ても、自分に何が必要なのか判断できませんでした。

そこで重視したのが、ネット上に日本語の解説情報がどれだけ多いかです。

XServerについてはWordPress、ドメイン、SSL、VPSなどの解説記事が非常に多く、利用者も多いように見えました。

困ったときに検索すれば類似事例を見つけやすいだろうと考え、XServerを選びました。

AWSやAzureなどのクラウドサービスも調べました。また、衛星データ取得との関係で一時期AWSを使う方法を検討したこともあります。

ただしAWSやAzureは非常に多機能で、ネットワーク、権限管理、ストレージ、コンピューティング、セキュリティ、課金管理など、学習範囲が大きく広がります。

企業であれば担当者を分けることもできますが、一人で衛星画像処理からWebサイト制作まで全部を行う場合、そこまで学習範囲を広げると本体制作が進まなくなると考えました。

XServer VPSを使い始めると、Linux、SSH、RLogin、WinSCP、公開鍵認証、パケットフィルタ、ファイアウォール、Apacheなどが一気に登場します。

初期の頃は設定の意味が十分分からず、自分でも何を直しているのかよく分からない状態になることがありました。

特にSSHとSSLは名前が似ていて、最初は混乱しました。

SSHは、自分がVPSへ安全にログインして操作するための仕組みです。

SSL/TLSは、利用者のブラウザとWebサーバー間をHTTPSで暗号化するための仕組みです。

何度も設定を経験するうちに、接続できないときはどこを見るか、Webページが表示されないときはどこを見るか、と確認場所を絞れるようになりました。

最初は関係のない設定まで疑いますが、慣れてくると問題ごとに確認すべき場所がかなり限定できます。

XServer VPSとXServerスタンダードでは管理画面も微妙に異なります。

DNSレコード設定など似た操作を両方で行うこともあるため、最初は自分がどちらの管理画面を見ているのか混乱することもありました。

関連技術・キーワード:XServer VPS / Linux / SSH / SSL / TLS / RLogin / WinSCP / Apache / Firewall / Packet Filter / DNS / VPS